合皮【合成皮革】の革靴も磨くと高級感が出て、革も長持ちします!
クリームが一種の保護膜として作用。
傷がつきにくくなったり、表面の塗装がひび割れることも防止してくれます。
何より、合成皮革でも革靴に高級感が生まれ、靴磨きの楽しさを知ることができます。
それをきっかけに長持ちする革靴の興味も湧いてくることで、長く革靴と付き合う機会にしてもらえると思います。

お手軽なお手入れ方法も合わせてご紹介いたします!
合皮、本革問わず是非鏡面磨きまでチェレンジしてみてください!
合皮【合成皮革】の革靴の手入れ


合皮の革靴こそ普段のお手入れが大切
合成皮革の革靴は、アッパー(甲の革)部分に入るシワが本革よりも戻りにくい性質があります。
放置してしまうと、ひび割れの原因になりますので、シューツリー(シューキーパー)でシワを伸ばして保管することが大切です。
合皮の革靴普段のお手入れ手順
2.3日は靴を休ませます。
合皮の革靴もキレイに履きたい!しっかりお手入れ


手順は、本革のものと同じでいいと思いますが、合皮の革靴のほうが手順を省いて行っていいと言えます。
準備するもの
合皮のしっかりお手入れに必要なもの
- シューツリー(シューキーパー)
- 馬毛ブラシ
- ぺネレイトブラシ
- 豚毛ブラシ
- 靴クリーム(革の色に合ったもの)
合皮【合成皮革】の革靴の磨きの手順
革に栄養は入っていかないため、デリケートクリームなどの栄養補給は不要。
埃を落とし、艶出しのためのクリームを塗って、艶出しのブラッシングできれいによみがえります。
初めにアッパーのシワを伸ばしましょう
ホコリを払うブラッシングです
できるだけ薄くのばします
乾いた布で磨きながら行います
つやを出すブラッシングです
合成皮革の靴磨きでもシューツリーは初めに入れましょう!
合皮の簡単お手軽なお手入れ


合成皮革の革靴は、素材の特性上、布の表面に「塩化ビニル樹脂」や「ポリウレタン樹脂」などでコーティングされています。
そのため、保革や保湿の必要がないのです。
合皮のお手入れは、革の表面をきれいにするだけ!
シューツリー(シューキーパー)を入れて拭き上げると、シワの伸びた部分やコバとアッパーの間など磨きやすいので、おすすめです。


中身は、こういったシートがい入っていて、思っている以上に硬めのシートです。優しく拭きますが、ガシガシ使っても破れないと思います。
\おすすめはコレ/


合皮【合成皮革】も鏡面磨きできる!?





十分できます!本革より易しいです。
鏡面磨きは、革の凹凸をなくしていくようにして鏡面仕上げにしていきます。
革は、毛穴やシボ、革の傷(目に見えにくい)が無数にあり、あのような見た目になっています。その凹凸をワックスでならし、鏡面にしていきます。
合成皮革は、加工方法にもよりますが、
・毛穴が無い
・凹凸の少ない革質となっている
本革より早く少ない手順で鏡面にすることができます。
鏡面磨きに必要なもの
先に説明した合成皮革のお手入れに加えて、ワックスと布を準備し、鏡面磨きに入っていきます。
合皮の鏡面磨きの手順
手順5までは、手入れ方法と同じです。
上記の基本的なお手入れを致します。
油性ワックスを鏡面仕上げにしたい部分に円を描くように塗り込みます。はじめは定着するまで2.3回塗り込みます。左右交互に行って乾燥させながら塗ります。
油性ワックスを磨いた部分を優しくソフトに磨いていきます。円を描くように触れるか触れないかのような容量で磨きます。その際に、水を1.2滴つけて行うとさらにピカピカになります。
合皮【合成皮革】の鏡面磨きってかっこ悪くない!?



むしろかっこいいですよね!
まず、しっかりケアしていることでとても靴を大切にしていることがわかります。
私も合成皮革の革靴に鏡面磨きを施して、お客様より靴を褒められたり、きちんとしている印象を持ってもらったという経験をたくさんしています。
靴磨きにはまってよかったと、本革の靴に興味を持ってスコッチグレインの靴を購入していました。
まとめ:合皮のお手入れも長持ちさせるために必要
合成皮革の革靴でも靴磨きは、やる価値があります。
長持ちするメリットの他に、見た目や楽しさ、革を傷つけにくくすることで、長く履くことが出来るようになります。
何より、革靴としての魅力をUPさせることができます。
また、ビジネスにおいても合成皮革だからといって失礼にあたることはないので、きれいに磨いて清々しい気持ちで仕事ができる状態にしてあげましょう。