合皮【合成皮革】の革靴も磨くと高級感が出て、革も長持ちします!
一種の保護膜として作用し、傷がつきにくくなったり、表面の塗装がひび割れることも防止してくれます。
何より、本革でなくても革靴に高級感が生まれ、靴磨きの楽しさを知ることができます。
それをきっかけに長持ちする革靴の興味も湧いてくることで、長く革靴と付き合う機会にしてもらえると思います。
合皮、本革問わず是非鏡面磨きにチェレンジしてみてください!
くつのトリコ
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合皮【合成皮革】の革靴の手入れ



合皮の簡単お手軽なお手入れ
合成皮革の革靴は、素材の特性上、布の表面に「塩化ビニル樹脂」や「ポリウレタン樹脂」などでコーティングされています。
そのため、保革や保湿の必要がないのです。
※靴磨き用の携帯スポンジや靴磨きシートがあるとより便利で手軽に済ませられます。
おすすめの簡単お手入れグッズ
この二点は、どちらを選んでも間違いないです。携帯性にも優れた大きさと、磨いた後のキレイさは秀逸です。
コロンブスコンパクトシューシャイン
シリコン系溶剤を含んだスポンジです。
皮膜を作ることで、輝きを出して、保護膜としても作用します。
また、これまで見た中で一番、携帯性に優れた「靴磨き用品」です。
無印良品 携帯用靴磨きシート
鞄の中、自宅の玄関に置いておいても邪魔にならない。
こちらも、ホントにきれいになります!


合皮の革靴こそ普段のお手入れが大切
合成皮革の革靴は、アッパー(甲の革)部分に入るシワが本革よりも戻りにくい性質があります。
放置してしまうと、ひび割れの原因になりますので、シューツリー(シューキーパー)でシワを伸ばして保管することが大切です。
合皮普段のお手入れ手順
シューツリー【シューキーパー】の重要性と革靴の型崩れ防止以外の理由
合皮の革靴もきれいに履きたい!しっかりお手入れ



手順は、本革のものと同じでいいと思いますが、合皮の革靴のほうが手順を省いて行っていいと言えます。
準備するもの
2.馬毛ブラシ
3.ぺネレイトブラシ
4.豚毛ブラシ
5.靴クリーム(革の色に合ったもの)
合皮【合成皮革】の革靴の磨きの手順
革に栄養は入っていかないため、デリケートクリームなどの栄養補給は不要。
埃を落とし、艶出しのためのクリームを塗って、艶出しのブラッシングできれいによみがえります。
合成皮革の靴磨きでもシューツリーは初めに入れましょう!
合皮【合成皮革】も鏡面磨きできる!?



鏡面磨きは、革の凹凸をなくしていくようにして鏡面仕上げにしていきます。
革は、毛穴やシボ、革の傷(目に見えにくい)が無数にあり、あのような見た目になっています。その凹凸をワックスでならし、鏡面にしていきます。
合成皮革は、加工方法にもよりますが、
・凹凸の少ない革質となっている
そのため、本革より早く少ない手順で鏡面にすることができます。
鏡面磨きに必要なもの
先に説明した合成皮革のお手入れに加えて、ワックスと布を準備し、鏡面磨きに入っていきます。
2.布(万能布)
合皮の鏡面磨きの手順
手順5までは、手入れ方法と同じです。
合皮【合成皮革】の鏡面磨きってかっこ悪くない!?
まず、しっかりケアしていることでとても靴を大切にしていることがわかります。
私の同僚にも合成皮革の革靴に鏡面磨きを施して、お客様より靴を褒められたり、きちんとしている印象を持ってもらったということも聞いています。
同僚の本人も靴磨きにはまってよかったと、本革の靴に興味を持ってスコッチグレインの靴を購入していました。
こちらの画像はその同僚たちと一緒に磨いた時のものです。
まとめ
合成皮革の革靴でも靴磨きは、やる価値があります。
長持ちするメリットの他に、見た目や楽しさ、革を傷つけにくくすることで、長く履くことが出来るようになります。
何より、革靴としての魅力をUPさせることができます。
また、ビジネスにおいても合成皮革だからといって失礼にあたることはないので、きれいに磨いて清々しい気持ちで仕事ができる状態にしてあげましょう。