どんなに大切に使っている革靴も永く履いていれば、靴底は減り、傷がつくこともあります。しかし、革靴は修理をすることによってよみがえり、また快適に履くことができるようになります。

ほとんどの革靴は、修理が可能です。
毎日利用する靴は、底がすり減ったり、こすれたりする部分が破れたりとたくさんのことが起こります。
スニーカーのようなものであれば、あきらめて処分するとなると思いますが、革靴は直して履き続けられるものがほとんどです。
代表的な修理について、概要をお伝えしどこに相談したらいいのか、そしておおよその料金目安までお伝えしていきます。
靴底のすり減りの修理
靴底のすり減りは、靴を履いている以上避けることはできませんね。
紳士靴は、そこにつける製法によることもありますが、ほとんどの場合は交換修理が可能です。
靴底以外の部分が問題ない状態であれば、オールソール交換の修理をして、新品同様の状態にし、革靴の第2の人生を豊かにしてあげましょう。
靴底以外の状態が良ければ、5回程度は交換修理しても大丈夫です。
また、靴底にもたくさんの種類がありますので、用途に合ったソール選ぶもして行けたらさらに愛着が湧きますね。
オールソール交換 修理費用の目安
- ラバー素材 7000円~18000円程度
- レザー素材 12000円~22000円程度
その場での修理は難しいため、預けて修理することがほとんどです。





2週間から1か月程度革靴を預けて修理するのが一般的です。
かかとの減りの修理
靴底の減りと同様、必ず減って行きますね。
しかも、一番ヘリが早い部分になります。
かかとだけの交換ができますので、かかと修理で済む場合は、オールソール交換でなく、ヒール交換で対応しましょう。
交換のタイミングは、トップピース部分が5㎜程度削れたらそろそろかな。ヒールリフトに達する前には交換しましょう。


ヒール交換 修理費用の目安
3000円~6000円程度
交換時間は、速いお店はその場で30分から1時間程度で仕上げてくれます。





軽微な補修内容のため、普通の靴修理店でも時間をかけずに対応してくれることがほとんどです!
アッパーの深い傷の修理
アッパーの傷は、浅いものは自分で乳化性クリームなどで補修することができます。





乳化性クリームで補修できない場合は、修理店に相談してみましょう!
深い傷については、充てん剤を入れて補修する方法があり、しわの寄る部分は難しいですが、固いつま先や、ヒールの部分はわからない位の補修が可能となります!
傷の補修 修理費用の目安
傷補修 2500円~
傷の度合いによっては、補修内容も変わってくることがあります。
履き口が破れた時の修理
ほつれは、特に脱ぎ履きでのこすれの多い履き口に多くみられる症状です。摩擦によるダメージが多い場所は、他の部分はまだまだ丈夫なのにほつれてしまうことが起きますね。
履き口は、パイピングという補強がされていますが、そのパイピングの革そのものが擦れて破れてしまうこともあります。
その際は、新しい革に変えてもらうこともできます。


かかと内部の革を新しくしてもらう修理をカウンターライニング補修ていうんだね。
ほつれ修理・パイピング革の交換 修理費用の目安
- ほつれ修理 800円~3000円程度
- カウンターライニング補修 2500円~5000円程度
その場での修理は、難しい内容なので他の修理と合わせて時間を要してもいいタイミングメンテナンスしましょう。
内部ソールの剥がれの修理
靴の中で、足が動いてしまうようなサイズの選び方をしてしまうと、起きてしまいます。
はがれてしまっても、靴専用補修用の接着剤などで貼り付けてあげましょう。
また、シューソックのロゴが新しくなると、靴の見た目もよみがえりますのでその後の愛着も格段に上がるでしょう!


ソックシート交換修理 修理費用の目安
3000円~5000円程度
その場での修理が可能なことが多いと思いです。
修理店にお問い合わせてみてください。
終わりに
簡単な修理であれば、自分で行うこともできますが、修理すべき内容理解して本当に自分でできる内容か検討は必要かなのかなと思います。
補修用品を購入し、失敗して2度手間になることは費用面と時間をロスしてしまいますね。
それから、その後の革靴の相談を信頼してできる修理屋さんを作ることもこだわって選んだ靴を長持ちさせる秘訣の一つかとも思います。
日々のケアも行って、永く使ううえでは修理も想定し愛着のある靴を増やしていきましょう!