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靴クリーナー不要論|理由と使い時は?3つの汚れ落としの代用品

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毎回靴クリーナーやリムーバーを利用して汚れやワックスを落とす必要はあるのか。

ましてや、クリームまでも。

きっと、ネットの情報や、雑誌などで靴磨きの勉強をし始めている方は、きっとなんの疑問も持たずに使っていたのではないでしょうか。

くつのトリコ

靴磨きが好きな方こそ、これから始めよう、革靴を長く履き続けようとしているからこそ、必要でないことも多分にあるということが、私の結論です。

目次

そもそもリムーバーを使う理由

そもそもリムーバーは、なぜ使うのか。

靴磨きは、革の表面の凹凸を減らし、輝きを出す作業だから

だからこそ不要論が出ますよね。

定期的に革靴のお手入れをしている場合、日々のこまめなブラッシングをしていると思います。

特にワックス部分の補修に、ブラッシング作業をするのですが、たいていの場合は、それで下地作りは終えられることが多くあります。

そのため、多くの場合は、クリーナーやリムーバーを使うことがありません。

ブラッシングや、クリームの塗り替えでも凹凸が消せなかったときにようやく出番が回ってきます。

私も初めは、クリーナーで汚れを落とすことに何の疑問も持たず、クリーナーやリムーバーを毎回使って、当たり前のように靴のダメージも気にしながら、こすっていました…

でも、早い段階で、この作業に意味はあるのか。

革にいいことなのかという疑問が生まれ、できるだけ使うことをやめました。

リムーバー不要の3つの理由

多くのクリームは、成分が、水分・油脂・ろう・有機溶剤の配合割合で用途ごとのクリームが出来上がっています。

有機溶剤は、本来混ざり合わない水分と油脂、ろうを溶かし合わせてクリーム状にする役割です。

  • 古いクリームやワックスは、新しいクリームの有機溶剤で溶ける
  • リームーバーを使っても古いクリームは完全に取れない
  • 色落ちや革のダメージが起こりうる茶靴に使いたくない

そのことからわかるように、古いクリームと新しいクリームが混ざり合い融合していい循環で新旧が入れ替わっていくのです。

古いクリームやワックスは、クリームの有機溶剤で溶ける

前に塗っていた古いクリームを新しいクリームの有機溶剤が溶かしてくれるため、古いクリームと新しいクリームが絡み合い、混ざって新旧のいい循環が生まれるということです!

  1. 有機溶剤が古いクリームを溶かす
  2. ろうや油脂が絡めとる
  3. 新旧のクリームが融合する

というように、新しいクリームに配合されている有機溶剤がいい働きをして、古いクリームを溶かす役割を担ってくれてるんですね。

リムーバーを使っても完全に古いクリームは取れない

ステインリムーバーは水性の溶剤で、 表面の油膜を残した状態までで留めておかないと革を痛めることになるので、表面の汚れしか落とさない。

というのが鉄則です。

水性のステインリムーバーを利用して、古いクリームを残しながら新しいクリームを塗るのであれば、1つ目の理由からクリームの有機溶剤で代用してかまわないということになりますよね。

色落ちや革のダメージが起こりうる茶靴に使いたくない

茶色い靴は、より色味や革の風合いの変化を楽しみにしています。リームーバーのリスクは、甚大なため、使いたくないのが本心です。

鏡面仕上げも好きなため、ワックスを落とす際には、できるだけ利用をさけて代用品のクリームやローションで行います。

また、色付きのクリームでダークブラウンですと、クリーム除去の際に革を痛める限度がわかりにくいため、ニュートラルカラーを推奨しています。

≫茶色い革靴のお手入れ用のクリーム

リムーバーの代用品5選

すでにご説明の通り、ほとんどの場合不要となるのですが、同じ役割を持つのが、クリームになりますので、代用品としてのクリームもご紹介します。

艶出しに特化した、油性クリームは、ここでは代用としてズレるとおもいますので、デリケートクリームと乳化性クリームが代用品となりえます。

乳化性クリーム

合わせてつやを出したい黒靴をメインに使います。出来るだけ薄くのばすように塗布し、古いクリームと入れ替わってほしいという思いで、指で塗っていきます。意外とこの思いが大切と思っています。

アニリンカーフクリーム

基本的にブラッシング後の汚れ落としは、アニリンカーフクリームで行っています。乳化性クリームよりも水分量が多く、ロウの含有量が少ないため、できるだけこちらで何とかしたく初めに使うことにしています。

≫アニリンカーフクリーム使い方

レノベータークリーム

ブートブラックデリーケートクリーム

レザーローション

ピッカピカにした、ワックスが役目を一度終える際に使います。

ワックスを、豚毛のブラシでたたくようにできるだけヒビを入れ、レザーローションで拭き取ります。

少し根気がいりますが、愛で乗り越えましょう!

リッチモイスチャー

リムーバーの使い方

必要とされる2つのケースは、

  • 長い間ケアを怠り、時間がたった古いクリームを取りたい時
  • 失敗したワックスを取りたい時

本当に注意したいのは、完全に取りきることをゴールにしないこと。革の表面にダメージが出てしまいます。

長い間ケアを怠ってしまった際

時間のたった古いクリームは、やはり取り除いてあげたほうがいいです。

長い間放置し、固まったクリームは、半ば強制的にクリーニングしてあげることが必要になりますね。

また、ある程度きれいになったところで、デリケートクリームをたっぷり塗って水分と栄養の補給をし、革をふっくらさせましょう。

呼吸しやすくなった革は、元気を取り戻し、良いエイジングをしていくことでしょう。

≫ボロボロの古い革靴の復活の仕方

ワックスをやり直したい時

慣れるまでは、上手く行かないこともある鏡面仕上げ。失敗してしまった際にワックスを一度ある程度除去しないとやり直しがきかないこともあるともいます。

気泡が入ってしまったり、白濁や割れが出てしまった際は、リームーバーを使い復活可能なところまで取りましょう。

≫ワックスの落とし方

おすすめのリムーバー

レノマットリムーバーやツーフェイスローションが思い浮かぶと思います。正直、リムーバーは、どちらでもいい、どれでもいい。

ということでとらえています。

どれを使うかではなく、使うものの性質を知って、どう使うのかが大切だと思います。

ただのクリーナーとして、雑多に使うと、革靴の革を痛めてしまうリスクが大きすぎます。

ここでは、私の持っているツーフェースローションについてご紹介いたしますが、汚れ落としとして滅多に利用することはありません。

裏を返せば、新しく購入するものを長く使うことにもなりえますので、そこも考慮して購入したい靴磨き用品ですね。

【コロンブス】ツーフェイスローション

油汚れと水汚れを同時に除去できるハイブリッドクリーナーで、レノマットよりは、気持ち弱いかなという使い心地です。

このハイブリッドというところが気に入って利用しています。

がっつり行きたいという方には、おすすめしません。

購入時の理由は以下の3点です。

  • いざというときには、頼りになる強度
  • 一本で、油汚れ水汚れの対応力
  • ボトルデザインが気に入った

でっかい300mlもありますが、毎日革靴履いている私が、数年いらないので、小さいほうを載せときます。

まとめ

普段の靴クリーム除去は、リムーバーでしても靴クリームで代用しても効果が大きく変わらないことを学びましたが、都度リムーバーでゴシゴシしてしまうよりもリスクが少なくクリームを使った代用ケアも併用して行っていきましょう。

また、強力なリムーバーを使う際は革のダメージに配慮し色抜けしたり、乾燥させたりしないよう成分や除去方法を理解してケアをしていきましょう!

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