ハイドロディップ(水面転写)は多くの異なる素材や形状のアイテムに適用することができますが、特に靴に関しては次のような特性を持つスニーカーがハイドロディップに向いています。
- 素材: ハイドロディップは滑らかな表面に最もよく適用されるため、スムースな合成素材やナチュラルレザー製のスニーカーが最も適しています。繊維質の素材やメッシュは転写の結果が均一でなくなることがあるので注意が必要です。
- デザイン: シンプルなデザインや構造のスニーカーは、複雑なデザインよりもハイドロディップのプロセスに適しています。
- ブランド・モデル:
- Nike Air Force 1: このモデルはシンプルなデザインとスムースなレザー製のアッパーを持っており、ハイドロディップに非常に適しています。
- Vans Old School: レザーまたはキャンバス製のこのモデルは、カスタマイズのための人気の選択肢となっています。
- Adidas Superstar: このクラシックなスニーカーもまた、ハイドロディップに向いています
ハイドロディップを初めて試す場合、古いスニーカーや廉価なモデルで技術を磨いてから、高価なスニーカーで試みることをおすすめします。
カスタマイズのために最も大切な準備
靴をハイドロディップする前に、適切に表面をクリーンアップし、不要な部分(例:シューレース、ソールの一部など)をマスキングテープで保護することが必要です。また、最初にプライマーコートを施し、ハイドロディップ後にはトップコートを施すことで、転写したデザインの耐久性を向上させることができます。
好きなスニーカーを選んだら、最も重要なポイントを忘れないように。
ハイドロディップと言えば、ナイキ(NIKE)!
サイドのスウォッシュは、アクセントになりかっこいいですよね。海外のハイドロディッパーが多用しているのが頷けます。
ハイドロディップ用の靴の代表!エアホースワン(AIRFORCEⅠ)
代表的なカスタムスニーカーの度定番!スウォッシュロゴが大きくシンプルなデザインで、アッパーの革の切り替えも適度にあるためとてもデザインや色分けがしやすいスニーカーです。
練習で、いらないスニーカーで自信を付けた後は、初めの1作目におすすめのスニーカーです。
また、サイズの展開も豊富なため大きい足のサイズの方もチャレンジすることが出来ますね。
エアーマックス90 (AIR MAX 90)
エアーフォースに比べると難易度が上がりますが、レザー・ファブリック・樹脂の様々な素材を使ったアッパーは、デザインに変化をもたらすため、シンプルに染色するだけでも個性が出ますね!

ハイドロディップで試したい!アディダス(ADIDAS)
シンプルな3本ラインが個性的なハイドロディップにピッタリです!
スーパースター(SUPERSTAR)
アディダスの定番スーパースターもメーカーオリジナルはシンプルな色合いが多いので、個性を出すにはもってこいのスニーカーです。
アイコンの3本ラインをハイドロディップで際立たせるのも良し、大胆に全体を3本ラインの白抜きにするも良しとナイキエアフォース共におすすめのスニーカーです!
スタンスミス(STANSMITH)
スタンスミスは、シンプルスニーカーの王道ですね。
ドットのパンチングで、3本ライン表現しているデザインは、年齢性別問わず愛されています。ハイドロディップを施す際は、ロゴの色も考慮してデザインしてみてくださいね。
切り替えののないデザインのため、ハイドロディップの後、キャラクターやロゴマークなどのイラストを上から乗せることもしやすいスニーカーです!

コンバース( CONVERSE )
星のマークを中心にデザインを考えて心が楽しくなります!
NEXTAR310
コンバースの星マークが大き目のデザインで、星を生かしたカスタムが可能です。マスキング技術が少し必要ですが、ゆっくり丁寧に施すことで、仕上がりもきれいにできます。
また、くの字のラインが1本切り替えで入っているので、星と合わせたコーディネートを楽しめますね!
プーマ(PUMA)
シンプルなサイドのラインは、染色のしやすさとデザインへの幅をもたらします。
コートポイント
価格面での安心感があります。
初心者は、このプーマでやってみるのもいいですね!
3,000円台での入手ができるホワイトレザースニーカーで、大手ブランドはコレでしょう!
シンプルで、サイドのラインもダイナミックな大きさなのでマスキング技術の練習にも最適で染色もしやすいです!
ニューバランス(NEW BALANCE)
もともと個性的なデザインの多いブランドで、思い描いているハイドロディップの配色が、すでにメーカーオリジナルでないかも確認しましょう。
ML574
複雑な切り替えしのデザインなので、ハイドロディップに慣れてきたらおすすめいたします。
個性を存分に発揮できるデザインが可能。
ソールの形状もランニングシューズタイプなので、そこも考慮して企画できるといいですね!
白以外で始めるとしたら
ハイドロディップ用の靴となると冒頭でも紹介したように白い靴にとらわれがちですが、ブラックとホワイトの靴でもホワイトの部分をハイドロディップすることで、個性が出せますね!
例えばブラックのホワイトロゴなどいかがでしょうか。
迷彩柄や、ビビッドなカラーでハイドロディップすることで、世界に一つだけのオリジナルスニーカーが簡単にできますね!
再度のロゴ以外に色がつかないよう、広い面積になりますが、丁寧にマスキングしましょう!
最後に
ハイドロディッピングは、道具と場所があれば手軽にできるオリジナルスニーカー作成方法です!
ハイドロディップ用の靴を調達したら、転写シートも併用して是非好みのデザインを考えてみてくださいね。
初めは、ロゴマークだけやってみるなど規模を小さく始めると、少しずつ自信がついて靴も大切に履き続けることが出来ますね!
是非、チャレンジしてみてください!