革靴のエイジングを楽しむと言ったら、ブーツですね!
ブーツと言えばレッドウィングということで、今回は、レッドウィング8131についてご紹介していきます。
一生ものと言われるレッドウィングのブーツのエイジングを日々のケアと一緒に楽しみながら、育てていきましょう!
ブーツのエイジング
レッドウィングの中でも人気の高い、アイリッシュセッター。
アイリッシュセッター8131
『8131』は欧州の別注商品で、並行輸入したものでなります。
日本の正規品の『8875』が同様のモデルとなり、いわゆるセッターと言われるモデルです。
アイリッシュセッターの特長
デザイン
前進となる#877や#875の誕生した1952年から約68年経った現在でも、レッド・ウィングを代表するブーツとして愛され続けています。
モックトゥ
モカシンタイプのつま先をモックトゥと呼び、その形状が持つ履きやすさが特徴です。
トラクショントレッド・ソール
トラクショントレッドソールは、どんな場所においても履きやすいソールで、長い時間履いていても疲れにくい特徴で、履きこめば履きこむほどに自分の足の形状にフィットしてくるソールとなります。
オロラセット・レザー
オロラセットレザーは、良質なレザーで堅牢なつくりで、機能性と耐久性をもたらします。 もともとは、オレンジがかった色味のレザーでしたが、90年代に入り赤みが増していったようです。
その後戻すということになったのですが、日本ではこの赤みがかった色味が人気となっていたことから、日本品番で別のレザーを作ろうということになってオロラセット・ポーテージというレザーが誕生しました。
グッドイヤーウェルト製法
レッドウィングのほとんどのブーツは、グッドイヤーウェルト製法を採用しています。このアイリッシュセッターもその製法で作られています。そのため、長く履き続けることが出来るのです。
この製法は、ソールを交換できる製法で何度も交換可能です。ブーツのエイジングを楽しむためには、このソール交換が可能で、長く履くことが出来ることが重要な要素となります。
8875と8131の違い
サイズ
ワイズ【足の幅】のサイズが違います。
8875は、ワイズが基本的に「E」というのに対し、8131は「D」になります。「D」ワイズのほうが少し細めの足幅の作りとなっています。
価格
並行輸入品の8131のほうが、価格は安くなりますが、国内での入手が現在は、少し困難な状況です。
選ぶときの注意点
レッドウィングジャパンの正規品でなければ、ソールの張替をレッドウィングジャパンで受けてくれないのでそこは注意が必要です。
並行輸入品ということで唯一のデメリットになります。
しかしながら、グッドイヤーウェルト製法の革靴やブーツを取り扱っている靴のリペアショップや高い技術を持った靴屋さんもたくさんあるので、大きなネックにはならないでしょう。
アイリッシュセッター・モックトゥ8131のエイジングの様子
日々のお手入れでは、こまめなブラッシングのみを行って、月に一度程度のクリームでの栄養補給と艶出しを行ってきました。
黄身がかった革の色が、年季の入ったようなムラとつやを出しています。
レッドウィング8131のエイジングの様子
本来の色が抜けて柔らかみのある色に変化してきました。クリームを薄く入れるとムラを残しながら、色を取り戻していい具合になりました。
ブーツ全体【エイジングの様子】
ブーツ側面【エイジングの様子】
アッパーは、少しつやがある感じが好きなので、つやを出すために保革ケアのあとに少しワックスを乗せる。
ブーツの履きジワ
日々の簡単な手入れをするだけで、履きジワのひび割れもなくきれいにエイジングしてくれる。育ててきたかいがあったなあ。
ブーツのきれいなエイジングに必要な日々のお手入れ
長く保管してがっつりケアというより履いた都度の簡単な手入れが大切です。
月一のお手入れと艶出しについて
レザー表面に潤いを感じなくなってきたら、ミンクオイルやレザーコンディショナーを利用して、潤いを出していきます。
薄く塗布して、30程度乾燥させた後に残ったクリームを布で拭き取ります。
レザーに軽く塗装を乗せたレザーであるため、クリームで磨くことで艶出しもできますので是非お好みであれば、試してみてください。
傷をカバーしたり、捕食しながらの磨きには、ブーツクリームのオロラセットを少量(豆粒程度)を取って塗布し、柔らかい布やブラシで磨きます。
ブーツの艶出しについて
基本的な日々のお手入れは、履いたらブラッシングをこまめに行うことでより長持ちします。日々のブラッシングの効果は、埃や汚れを払っておくことで、革の油分を吸ってしまうことを避けられるので、革の乾燥に効果的です。
レッドウィングの馬毛ブラシをおすすめいたします。
レッドウィングのブーツエイジングまとめ
日々のお手入れは、ブラッシングのみで大丈夫です。
ただし、アッパーの渇きを感じたら、ミンクオイルなどで潤いを与えてあげましょう。日ごとに目に見えて感じることはないと思いますが、きっと時間がたつにつれて、エイジングを楽しむことが出来るでしょう。
革の乾燥に気を付けて、ひび割れさせてしまわないように育ててあげれば、きっとファッションもより楽しむことが出来ますね!